日常のことから学ぶ①

駅の改札で「ピンポン」と鳴っているのはなぜ?

 その音は目の不自由な方、視覚障害者の方に駅の改札の位置をお知らせし、「音を頼りに安全に誘導」するためです。

この音は「盲導鈴(もうどうれい)」や「誘導用電子チャイム」と呼ばれているものであり、「駅の改札口」の他に「公共施設の出入口」や「鉄道の車両」などにも使われています。

また、ピンポンという「電子チャイム」の他に「鳥のさえずり」など鳴る音にも種類があります。

参考文献

駅の「ピーン、ポーン」何のためにある? 安全な案内のために重要な音 | 乗りものニュース
駅のコンコースでよく流れている「ピーン、ポーン」。ある人を安全に誘導するために重要な役割を担っている音です。何のために流されているのでしょうか。

横断歩道を渡るときに音が鳴るのはなぜ?

 それは目の不自由な方視覚障害者の方への方角の目印」となるためです。

 まず、信号機が青になったことを視覚障害者に知らせる為、誘導音を出す装置がついている信号機のことを、「音響式信号機」と言います。
 音響式信号機には以下2種類の方式があります。
(1)メロディ式…「とおりゃんせ」や「故郷の空」等の音楽が流れる方式です。
(2)擬音式…「ピヨピヨ」や「カッコウ」等の音が流れる方式です。

 また、音響式信号機ではありませんが、押しボタンのところで「信号が青に変わりました」と発する信号機もあります。

参考文献

音響式信号機 | 社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合
視覚障害者が横断歩道を安心して横断するには音響式信号機が有効です。また、白杖を使っている人が長い横断歩道を渡る場合、音響式信号機と共にエスコートゾーンの敷設も必要です。ここでは音響式信号機の課題などについて解説します。 1
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